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双子パパの脱サラ日記〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった40歳。扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

✅生まれ変わってる??実感中❶

頭がグワングワンする。

めまいがひどい。

 

きょうは無事、aftereffectsで編集したものを納品した。

 

お客の担当者は、20代半ばの女性なので納品した動画にキャーキャー言って喜ぶんじゃないかと少し期待して電話したが

「あとで確認して来週ご連絡します」

と淡々と答えられた。

 

まあそりゃそうだ。

 

よいよい。

 

とにかく。

納品したぞー!!

ものすごい開放感だ。

 

いやいや、これは納品した開放感というよりも

aftereffectsにたどり着いた高揚感だ。

 

脱皮したのか、単に機嫌が良くなっているのか

きょうは笑いに笑った。

 

HPをお願いしている友人に電話した。

仕事の相談ついでに近況を聞いた。

 

彼は仮想通貨で生きている。

 

そういう人は世の中にたくさんいそうだが

リアルで仮想通貨だけで生きている人はそうはおるまい。

 

僕も彼がやっているというので

仮想通貨を始めてみた。

 

僕が始めたこともあっていろいろ教えてくれるのだけど

その話が面白すぎた。

 

面白すぎて腹を抱えて笑った。

 

彼はいつもtrickyな生き方をしている。

 

美的センスは抜群なので絵画も上手なのだけど

いつも変な絵を描いていた。

 

他の人のクラスに来て

黒板に先生の似顔絵を描いては去っていくのだった。

 

似顔絵は決まって

物理の先生が授業中に「なるほど‼️」と叫ぶ瞬間を捉えたものだった。

 

もちろん「なるほど‼️」と思っているのは

先生とごく一部の優秀な生徒だけで、

もちろん僕と彼は「なるほど‼️」からは遠い世界にいた。

(今思えばあの絵画にはそうした皮肉が込められていたのだなぁ)

 

彼も僕もろくに勉強の仕方がわからないまま

何となく進学校に入ったから

高校に入ってから勉強に苦労した。

 

彼とはいつも赤点再テストで

顔を合わせた顔馴染みだった。

 

僕は先に赤点地獄から抜け出したが

彼は卒業まで赤点地獄に残ったままだった。

 

2年で同じクラスになった。

僕がみる限り

地獄から抜け出そうという気もないようだった。

 

しかし受験になって

trickyな英語の参考書を探し出してきて

trickyな勉強を始めた。

 

そして彼は独自の勉強方法を発明した。

 

彼はその発明した勉強方法を熱弁した。

それはまさに、

迷える仔羊を救おうとする牧師の福音のようでもあった。

 

勉強に目覚めた彼は

日々単語を記憶しては

その画期的な勉強方法を説いて回った。

 

しかし、聞く耳を持つ者は誰もいなかった。

 

彼は聖書を携えた聖職者のように

そのtrickyな勉強方法を熱弁していた。

 

しかし、何せ3年間ずっと赤点ばかりだった男である。

勉強を始めて3ヶ月の彼の勉強法などに

誰も興味を持たなかった。

 

大学受験は甘くない。

せっせと3年間勉強してきた人たちと競争するのである。

 

3年と3ヶ月。

 

3ヶ月勉強しただけの人間が3年勉強した人間にかなうわけがない。

 

ただ、彼のすごいところは

勉強法がtrickyなだけで終わらないことだった。

 

受験制度がtrickyな国立大学を探し出した。

 

おまけに二次試験がtrickyな問題を出すところに絞り込んだ。

 

それが東北だが北陸だがよくわからない県にある国立大学だったらしかった。

 

受験旅行から帰ってきた彼は言った。

 

「英語でサザエさんの問題が出た。trickyな問題だった」

 

彼はそのサザエさんの問題が「ポイントになる」と判断し

「全集中を注いだ」という。

 

一説によると

「単に他の問題がちんぷんかんぷんでその問題だけイラストがあってとっつきやすかった」だけという話もある。

 

そういう説があるにはあるが

とにかく彼は

サザエさんの問題がポイントだった」

と力説した。

 

この頃になると

みんな受験が終わり暇だった。

 

彼のtrickyな説を聞いてあげるだけの余裕があった。

彼は熱心に話してくれた。

 

ただただ僕はうなずいて聞いていた。

でも本当の話、何も聞いていなかった。

 

僕も彼のサザエさん話を本人から3回聞き、

「さんざん話を聞かされたという複数の友人」から

それぞれ数回ずつ聞かされた。

 

うっかり「サザエさん話」を本人に確認すると

説教好きのじいちゃんのように

やはりその話が繰り返されてしまう。

 

そんなわけでみんな本人の前では

サザエさんのサの字さえ発言しなくなった。

 

しかし、サザエさんの問題が具体的にどんなものだったか

結局きちんとわかった人は誰もいなかった。

 

一方で、みんなサザエさんの問題が

どんな問題なのか興味があった。

 

本人に確認するのは面倒なので

本気で受験した別の友人に聞くと

「そんな問題あったっけかな…」と呟くばかりで

確認すればするほど

「そんな問題は実はなかったのではないか」

「彼は血迷って違う大学を受験したんじゃないか」

という説が有力になった。

 

結局我々の焦点は

サザエさん問題からは離れていった。

 

彼が浪人するのか

専門学校でも行ってお茶を濁すのか

フリーターになるのか。

 

しかし。

 

しかし彼は見事

その国立大学に合格したのだった。

 

皆、絶句した。

 

職員室では

「箸にも棒にもかからないつまらない冗談」として

扱われたらしかったが

合格は事実らしかった。

 

地元の大学に入った僕は

入学後、本当に彼が新潟大学の学生になったのか確認に行ったが

本当に学生をしていた。

 

彼の友達とも食事に行った。

 

彼と同じ問題を解いて入学した友人たちに

サザエさん問題について尋ねた。

 

「それ君の友人からも言われたけど、そんな問題あったっけかな?」

と皆一様に首を捻るのだった。

 

彼が一発逆転を決めるポイントは何だったのか??

そもそもサザエさんの問題は実在したのか??

 

今となっては全てが闇の中である。

 

学生になると会うたびにとにかけく酒をのんだ。

別に飲まなくてもいいんだけどやはりとりあえずのんだ。

 

2人とも金がないので宅飲みである。

 

酒のつまみは

ミミガーとか聞いたことない貝とか

とにかくtrickyなものばかりだった。

 

そんな彼も大学を無事卒業し

その後もtrickyな人生を送り続けた。

 

サラリーマンをしていたが

どこも長続きしなかった。

 

友人という視点を差し引いても

彼のレベルがぶっ飛んでいたのだと思う。

 

貿易会社に勤めては新たな輸入先を開拓して会社に莫大な利益をもたらし

英語教室のマネージャーになれば加入数で全国一位になったりした。

 

そうなるたびに彼はつまらなくなって違う職場に移った。

 

そうしてたどり着いたのが仮想通貨だった。

 

彼は

「日々仮想通貨について猛勉強を重ねた。受験生のような生活だった」と振り返る。

 

実際、ラインすると2〜3日連絡が取れないことが多くなった。

 

友人の間では

「あいつはヒマラヤに修行に行ったらしい。そういやヒマラヤの主人と仲良かった」

「仕事でサウジアラビアに行ったままイスラム教徒になりターバンを芸術的に巻く仕事をしているらしい」

「貿易会社時代に知り合ったインド人と組んでいる。サザエさんの亜流新作を作って中国でクラウドでサブスク販売しているらしい」

などと複数の憶測が流された。

 

しかしどれも事実とは異なった。

 

桜新町から引っ越したのだけは事実だったが

いまだTokyoで生活していた。

(電話でしか話していないので裁判で示す証拠はない)

 

きょうの電話で話す限りやはりTokyoにはいるらしい。

 

「仮想通貨で生計立ててるってすげえな」

「そんな人今いっぱいいるよ」

「えー。仮想通貨してる人ってそんないっぱいいる?」

「はあ?いっぱいいるよ‼︎」

「えー。リアルの世界で周りにいる??」

「えっ?リアルで??それはいないかな…」

 

彼は株はやったことがないが

彼の話を聞く限り

仮想通貨も株も同じだ。

 

結局「上がるか?下がるか?」の二者択一。

それも「買う人の方が多いか?売る人の方が多いのか?の需給バランスで決まる」。

この2点は、株も仮想通貨も全く同じだとわかった。