芸人はニッパチが暇だという。
2月と8月だ。
テレビも同じ。
というか、
世の中がそうなんだろう。
その分、
9月10月が忙しくなるのか?
双子と過ごす時間が減っている。
電話
旧知の人から電話がきて
打ち合わせをすることになった。
組織の方だ。
その方は
僕を評価してくれている方だった。
僕のやっている業務を聞いて
その方は言った。
「それでは内部にプッシュしてみます」
打ち合わせ
2週間経って
新しい担当者から電話が来た。
「一度会って打ち合わせしたい」。
YouTubeチャンネルを始めたい、という。
そして
「併せてSNSを全部任せたいのだ」
と
申し訳なさそうに言った。
どうも「サブスク」で
お願いしたいようだった。
僕も料金の計算や
そのたびに交渉するのが面倒なので
「サブスク」に同意した。
来週、
企画書兼見積書を出すことになった。
これはけっこう大変な仕事になりそうだ。
それだけに
間違いなく経験値が上がる。
編集
明日も重たい仕事の打ち合わせが入っている。
一方で
編集だけがたまっていく。
まずい。
片付けていかないと。
まず
企画書を作ろう。
原案を練る。
パソコンに向かう前に
頭の中にぼんやりと浮かんでいるイメージを
文字化していく。
少しずつ形が見えてくる。
イメージが固まってくる。
相手は組織なので
いろんな人がパッとみて
内容も目的も料金も分かりやすいものにしたい。
ザックリとした原案ができると
編集にかかった。
AFでやろうと思っていた案件も
プレミアで済ませてしまおう。
プレミアならもうすっかり慣れた。
きょうは集中力もあった。
3時間ほどで4本上がった。
こんなもんだろう。
でも…
できたものを眺めながら
「これでいんだろうか?」
という迷いが生まれる。
いつものことだ。
これから
自分のために映像を作っているわけではない。
顧客や視聴者を満足させるのが僕の仕事だ。
それがわかっていても
自分が作ったもので十分なのか
もっと違うものを目指すべきなのか
毎回、悩む。
もっと、
新しいことをしたい。
でも、
素直に情報を伝えるのも大切だ。
悩みながら帰路に着く。
双子が出迎える。
こんなときだって
4歳児の双子はかわいい。
どんなに泣いてても
抱っこしてグルグル回すと
ケラケラ笑う。
僕の中で
一度リセットされる。
双子が寝た後
録画を見た。
山形・福島・新潟の県境にそびえる
飯豊連峰縦走の番組だ。
…
…
みんな頑張ったなぁ。
そう思いながらも
視聴者の自分の気持ちを
注意深く観察した。
そして思った。
やっぱり、
映像は王道を行こう。
王道が一番だ。
映像は料理と一緒。
素材と鮮度が命。
素材や鮮度がよくないとき
いろいろいじくり回す。
もう迷わない。
王道を行く。
と何度決めたことか。