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双子パパの脱サラ日記〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった39歳。扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

✅好きになれない会社と仕事をした顛末〜祝??契約破棄〜

【この物語はフィクションであり実在する会社や人物とは一切関係がありません】

 

そのメールは

撮影中にきた。

 

初めて

ユニフォームを着て臨んだ撮影だった。

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ユニフォーム

 

僕が送った動画に対してのメールは

破壊的にひどい内容だった。

 

「これではYouTubeにアップできない」。

 

ようは、

僕が送った動画は

レベルが低すぎる、ということらしい。

 

僕は即座に電話した。

 

こういうネガティブな話を

メールでするのはよくない、

というのが僕の方針だ。

 

ネガティブなことを

文字で読み返すのは良くない。

 

せめて電話で話さないと

信頼関係を築けない。

 

でも、先方は

案の定、

電話に出ない。

 

どこが悪いのか

きちんと指摘してほしかった。

 

泳いだ後

再度電話した。

 

僕は

部長(奥さん)、社長に電話して

出ないことを確認すると

 

「きょうじゅうに電話をください」

とメールした。

 

僕はもう心に決めていた。

 

契約破棄でいい。

 

電話をしても出てくれない、

メールをしても無視される、

打ち合わせは全部ズーム。

 

打ち合わせの度に

必ず不快にさせる非礼な態度や発言がある。

 

本人たちは

映像のことを全然わかっていないから

判断は東京のコンサル任せ。

 

映像の感覚をすり合わせるチャンスもない。

 

あげくに納品したものに

よくわからないケチを付けられる。

 

それも

「顧問(コンサル)がそう言っている」。

 

顧問て誰よ?

何者よ?

 

信頼関係を築きようがない。

 

バトル

社長から電話が来た。

 

やけに明るい声だった。

 

「とれるのは5分だけどいいか?」

という。

 

相変わらず失礼だ。

 

いいわけない。

 

人の仕事をこき下ろしておいて

「5分」はないだろう?

 

僕は

「無理ですね」

と切り捨て

「会って話しましょう」

と言った。

 

「会って話さないことには始まらない」。

 

僕は

数回この社長と会って

社長が「極度の怖がり」であることに気づいていた。

 

本人自身は

そのことに気づいていないのだけど

怖がりで相手を信じられないから

非礼なことをしでかす。

 

それでいて野心が大きいから

人とやりとりしないわけにはいかない。

 

やりとりの中で

社長の無意識下で相手の不快感を察知するのだろう。

 

結果、

人とはネットで会うことしかできないのだ。

 

そもそも知り合ったきっかけは

信金だった。

 

2ヶ月ほど前

信金からの紹介を受け

僕は社長に電話した。

 

最初の電話で社長は「打ち合わせはズームで」。

社長は「お互い無駄は省きましょう」

と言った。

 

「打ち合わせはいつもズーム」

というのが

ブランドになると思っているらしかった。

 

きのう今日知り合った人間と

映像の感覚のすり合わせをするのに

会わないで済ます、なんてことは不可能なのだ。

 

 

だから僕は

きょうも会うことにこだわった。

 

彼は難色を示した。

 

僕は

折れるわけにはいかなかった。

「メールでやり取りするにも返事が遅すぎる」

と、

僕ははっきりと通告した。

 

すると彼は

仕返しをするかのように

僕の仕事に難癖を付けた。

「思っていたものと出来上がりが違いすぎる」。

 

僕は子供を諭すように伝えた。

「あの場の雰囲気を撮影したなら、誰だってああいうできになる。

 もらった素材であれだけ編集できるのは、

 山形には数人しかいないと自負している」。

 

ゆっくりと。

でも、はっきりと。

 

すると社長は

「じゃあ、こうしましょう」。

 

「はい、なんでしょう」

 

「契約を破棄しましょう」。

 

これもやはり

妙に明るい声だった。

 

僕は待ってましたとばかり

「そうしましょう」

とにこやかに即答した。

 

前向きに別れる、という提案を受けたが 

僕は

そんなきれいさっぱり

「さようなら」

するつもりはなかった。

 

「御社のやり方では、山形の制作会社で御社といい仕事をできる会社はない。

 僕らは、山形の視聴者に向き合っているのであって、

 東京のコンサルを相手に作っているわけではない」

 

この発言に社長は激昂した。

 

「えっ!!そんなの余計なお世話だ」

と言った。

「それすごい失礼だ!!

 俺なんか失礼なこと言ったか??言ってないだろう??」

 

僕は

「あ〜あ、結局こうなったか〜」と思った。

 

結局、感情論になるのか。

 

でも、僕は折れなかった。

「僕に対し失礼なこと、これまで散々言っきたじゃないですか??

 ご自覚がないなら僕はお手上げですが」

と、

冷静さを失わないように答えた。

 

前の職場で

さんざん上司とケンカしてきたので

ケンカする時ほど冷静になるという習慣は

まだ消えていなかった。

 

すると社長は

「そうなんですか??」

とびっくりした。

 

彼はまだ成熟していないのだ。

 

成熟していない人間だからこそできること、

見えていない人間だからこそできることが

この世には、確かにある。

 

彼はそのタイプなのだろう。

 

僕は「そうですよ。お気付きでないですか…」

と答えるのが精一杯だった。

 

これで社長はまた冷静になった。

 

僕はそれに対し

「冷静になってくださってよかった。

 今の社長となら仕事ができる気がしますよ」

つい余計なことを言ってしまった。

 

僕は笑ったが

社長は笑わなかった。

 

社長が答える前に

  • これまでの精算額(また揉めるのが面倒なので出血無し程度の大サービス)
  • 契約破棄にあたって書類は作らない
  • 振り込み日

を確認して電話を切った。

 

もう二度と関わることはないだろう。

 

コンサルのことを出した途端に

感情的になった社長。

 

僕は

このコンサルが社長の強みであり

最大の弱点であることを見抜いていた。

 

社長にとって

敏感な箇所なのだ。

 

いわゆる

「キン玉を握られている」状態なのだ。

 

このコンサルに従わなかったら

社長は迷子になってしまう。

 

この状態が

もともと怖がりの社長を

ますます怖がりにさせている。

 

だからこそ社長は

コンサルのことを突かれた際

逆上してしまったのだろう。

 

だからこそ

僕はズームではなく電話にしたのだ。

 

 

弱みを言葉で説明するの姿を

奥さんに

見られたくないでしょ?

 

ただ

「余計なお世話」という指摘は

的を得たものだと

認めてあげよう。

 

報告

僕は、久しぶりにエビスビールを選んだ。

 

そして

編集でお世話になった、一人親方に報告した。

 

もちろん、お支払いはするが

編集したものは世に出ない、

 

という報告だ。

 

彼は

「やっぱり」

と言った。

 

「編集してて、この会社と付き合って大丈夫かなぁとは思っていたんだよね」

 

そして、続けた。

 

「最先端のものをよくわかっていないのに使いたがる人、

 カタカナの意味をよくわかっていないのに使いたがる人、

 こういう人と付き合っちゃいけない」

 

彼自身も

そういう人種と付き合って

痛い目にあったという。

 

「今回仕事をした社長は

 まさにそういう人種じゃないか?」

 

この社長がCMを例にとり

「弊社が求めるのはBMWのCM。ここりりが作ったのは、ハスラー層向け」

と指摘した。

 

この一人親方はそのことを挙げ

「この社長は、ハスラー買うお金だけ持って、BMWのお店にくる人」

と例えた。

 

なるほど。

 

100万円を握り締め

500万円の車を買いに来る人。

 

まさにそうだ。

 

あいからずこの一人親方は鋭い。

 

「勉強になったでしょ?」

 

はい、とても。

 

「そういう方にはね、

 100万円で売ってくれる中古店を紹介するのが一番なんだよ。

 うわっつらだけピッカピカにしてるお店をね」

 

 

次の報告

僕は以前の会社の先輩に報告した。

 

この先輩は

「あの会社とは付き合っちゃいけない」と指摘していたからだ。

 

事の顛末を報告すると

「だから言ったでしょ〜」

と言う。

 

「なんでそうわかっていたんですか?」

と尋ねると

「トラブルの仲介したんだ。そのあとまた嫌な思いしてね」。

 

なるほど。

 

「この会社と付き合えれば、僕はどの会社ともうまくやれる」

と思っていた。

 

でも、この先輩と揉めるようでは

そもそも僕の許容範囲ではなかったのだ。

 

水泳

繰り返しになるが

きょうの壊滅的なメールを読んだとき

僕はまさに、その会社の現場を撮影中だった。

 

現場は一人親方の集まりで

そう言う人と知り合えるだけでも

メリットがあると、

自分に言い聞かせていた。

 

研修生のベトナム人もいた。

彼らはどこに住んでいるのか?

興味津々だった。

 

次会った時には

聞いてみようと思っていた。

 

撮影が終わり

もう一度

部長と社長に電話してみようと思ったが

思いとどまった。

 

僕はとりあえず

水泳しに行った。

 

クロールのフォームに気をつけながら

たっぷりと泳いだ。

 

泳いでいる間中

僕はなぜ、こんな会社と付き合おうとしているのか?

と考えていた。

 

離れるべきだ。

 

なぜ離れないでいるんだ?

 

わかった。

 

目の前の契約金を欲しがっている自分に気がついた。

 

クロール3回ごとに息継ぎしながら

「そのお金はもう入らないのだ」

と自分に言い聞かせた。

 

すると

自分の中でその事実が

だんだんと

当たり前になってくるのがわかった。

 

僕は入るはずのお金を失う代わりに

莫大な時間を得られる。

 

僕がやるべきこと、

やりたいことは山ほどある。

 

でも

この会社の仕事で手こずっているせいで

やれないでいた。

 

そうだ。

どう考えても

契約を破棄すべきだ。

 

そこまで決めるには

寒くなるまで泳ぐ必要があった。

 

夕日を浴びながら

あったかい温泉に浸かると

気分はいくぶんさっぱりした。

 

技術

僕は会社を辞める際

「誰ともケンカをしない。誰をもやり込めない」

と固く誓った。

 

でも、気がつけば

電話口で

社長をやり込めていた。

 

僕は独立後

信金をやり込め

きょう見込み客をやり込めた。

 

もちろん

信金とは今後一切取り引きをしないし

今回の社長ともお付き合いをしない。

 

はっきり伝えて人が離れていったとしたら

ご縁がなかったまで。

 

逆に

はっきり言うことで

繋がれる人もいる。

 

結果的に

はっきり伝えた方が

僕にとってプラスになると思う。

 

今、

僕は、心の底から

あの会社と縁が切れてよかったと思う。

 

多くの労働力を提供したけど

間違いなくよい訓練になった。

 

僕自身がバージョンアップした。

 

僕にとって

この1週間はとても大切だと思っていたが

やはりいい1週間になった。

 

偶数を愛する僕は

2020年で38歳という偶数続きの年を

重視しているが

それもあと数日しかない。

 

奇しくも明日は

アメリカの独立記念日だ。

 

7月3日、ここりりは

本当の意味での独立に

また一歩近づいたのだ。

 

というか、

あすまたYouTube新規客の打ち合わせがある。

 

やっぱり

神様が

「早く離れなさい」

言ってくれていたのだ。

 

ただ、

「やり込める前に、思ったことをその場でソフト伝える技術を身につけよう」と

やはり固く誓ったのであった。

 

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