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双子パパの脱サラ日記〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった39歳。扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

僕の持ちネタ②~笑えるか試しに読んでみてください「知事ネタ」

 

前回の記事が好評だったので、

調子に乗って2回目です。

 

前回記事 

 

www.kokotoriri.com

記者クラブの説明があるので前置き長いです。

すっ飛ばせる目次を作ってみました。 

 

 

今回は僕のネタではなく

他の人のネタだ。

 

他の人と言うか

山形県吉村美栄子知事の持ちネタだ。

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出典:山形県HP

 

 

行政と記者クラブの飲み会とは

どこの都道府県でもそうだと思うけど

行政と記者クラブとの飲み会が

1年に1〜2度ある。

 

例えば

山形県警記者クラブ」と「県警幹部」との懇親会。

つまり「サツ担」と「サツカン」の飲み会だ。

 

山形県警記者クラブ」は

基本「山形地方検察庁記者クラブ」と「山形地方裁判所記者クラブ」が同じメンバーになるわけだが、

「検察官」と「裁判官」と飲めるのがメチャクチャ貴重だ。

 

特に裁判官とは

何度も何度も顔を合わせているのに

全く話す機会がない。

 

1年に一度のチャンスだ。

(そこでいかに裁判所という組織が独特であることを知る)

 

身を削るようなサツ担を勤め上げれば、

晴れて行政担当となり、

山形県記者クラブ」に入ることになる。

 

業務的には

東京でいう社会部から政治部に異動するイメージだ。

 

そこでは

「県庁クラブ」と「山形県幹部御一行様」が飲み会をすることになる。

 

ちなみに行政の人と飲むときは

記者連中は領収書を切るが

行政の方々は自腹となる。

 

 

 

着座する席選びが大事

ここで重要なのが誰の隣に座るか、だ。

 

正直、記者としては、

「もうすぐ定年です」という人と飲んでもあまり意味がない。

 

ここで「幹事社」という特権がある。

 

「幹事社」とは、

記者クラブの幹事を務める社(NHK共同通信は「団体」だが)で

持ち回りで雑務を担当する。

 

この飲み会の時に「幹事社」だと

組織のトップの隣に座ることができる。

 

僕は県庁との飲み会の時

ちょうど記者クラブの幹事社だった。

 

僕は「県知事」と「副知事」の間という

最高の席だった。

 

 

雑談する時ネタに困らない方法

 最高だったけど

当時の僕は世間話がものすごく苦手で

何を話したらいいのか戸惑った。

 

出発前に局長にそう話すと

「年寄りなんて昔の話聞けばいんだ」という。

 

なるほど!!

 

「知事は大江町の田舎出身だろ?

 大学はどこだっけ?

 御茶ノ水女子大?

 なら、当時東京までどのくらいかかったの?なんて質問して

 適当に合いの手打ってれば

 飲み会終わるまで喋り続けるべ」

 

という。

 

僕が局長に求めたアドバイスの中で

これが史上最高のアドバイスだった。

 

 

いざ飲み会に参加してみると

知事も副知事もものすごくよそよそしかった。

 

僕はそれまで

地元サッカーチームの人事問題など

ことあるごとに

知事と副知事を攻撃した。

 

知事会見でも

嫌がられる質問の方が断然多かった。

 

 

 

知事との会話

2人に警戒されているのを感じた。

 

まずこの緊張感をとかねば。

 

僕はまず知事と話をすることにした。

 

ここでの暗黙のルールは

最初は仕事の話をしない、ということだろう。

 

僕は知事に

「何をのんでらっしゃるんですか?」と尋ねた。

 

ビールだったので

ビールを注いだ。

 

注ぎながら

「知事は晩酌なんてやるもんですか?」と聞いてみた。

 

すると

「しています」

という。

 

僕は驚いた。

「意外です」

というと

「そうですか?どう意外ですか?」

と聞いてきた。

 

僕は「そうくるか?」と戸惑いながらも

「清楚なイメージがある」とかなんとか適当に取り繕って

その場をしのいだ。

 

酒を飲むなら話が早い。

 

「家では何を飲むんですか?」

という質問にうつった。

 

酒飲みとは

好きな酒の話をするのが鉄板だ。

 

仕事量が多い人ほど

酒に対する愛情やこだわりが深かったりする。

 

知事もその手と見た。

 

知事が好きな酒は

「こや酒造の絹・大吟醸」らしかった。

 

「日本酒の素晴らしさに目覚めた」と言った。

(この手の質問には、公の場では答えない。他の酒造への配慮)

 

話をしていくうちに

氷が溶けるように

少しずつ距離が縮まっていくのがわかった。

 

「お子さんは?」と聞かれたので

「3ヶ月後に双子が生まれる」と答えると

さほど反応しなかった。

 

ただ

「子供がかわいいのなんて4歳ぐらいまでだ」と断言した。

 

ちなみに知事には子供が2人いる。

一男一女だ。

 

 

 

 

知事の十八番ネタ 

局長のアドバイス通り、

知事の昔話を掘り出していると

知事が「ナギナタ」の話を切り出した。

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なぎなた

 

知事は、山形西高校という女子校で「ナギナタ」をしていた。

 

「ご存知ですか?」と聞いてくるので

ナギナタをされていたのは存じ上げています」

というと、

満足そうな顔をした。

 

権力者の表情だった。

 

 

そして続けた。

 

「剣道って技を繰り出す時、面、胴、小手‼︎

 って叫ぶじゃないですか?

 なぎなたも同じなんですよ」

 

「へー」

 

ナギナタも剣道と同じで

 技を繰り出す時叫ぶんですよ」

 

「そうなんですね!!」

 

「例えば、スネを打つ技もあるんです」

 

「へー」

 

「だから『すねーー‼︎』って

 叫びながら振るわけ」

 

「なるほど」

 

「でも、山形の人は訛ってるから…」

 

「はい」

 

「『すねー!!』が『しねーー!!』に

 聞こえちゃうんですよ!!

 県内ならいんだけど、

 全国大会行くとね〜、ちょっとね〜」

 

 

僕が笑うと、知事も楽しそうに笑った。

 

僕が笑い終わるまで一緒に笑っていた。

楽しいだけでなく

細かい気遣いのできる人だなと感じた。

 

これで一気に氷が解けた気がした。

 

 

僕はFDAが山形便を就航させた際、

社長に取材した話をした。

 

「今回、名古屋ー山形便を強行した理由?知事だね。

 あの知事に営業されてやってみようと思ったんだ」

 

知事は

「そうなんですか!?」と嬉しそうにしていた。

 

 

この出来事が、

僕が生きていく上で

初対面の人に「ネタでつかむ」を

大切にするようになったキッカケだった。

 

飲み会だけでなく知事の取材で、

人として学ぶことは多かった。

 

 

 

山形県知事選は来年1月だ。

自民党対立候補を立てる予定だが、

コロナのせいで討論会を開けずにいる。

 

吉村知事に対抗できるの

若い男性(さくらんぼテレビのアナウンサー)しかないと思うのだが、

今のところ本人に立候補するつもりはないらしい…

 

吉村知事はまだ立候補を表明していないが、このまま4期目に当選するだろう。

 

 

ちなみに、

副知事とは「酒ネタ」で盛り上がった。

翌日、副知事室に招かれるほどの盛り上がりだった。

 

 

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