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双子パパの脱サラ日記(今はコロナウイルスがらみばかり)〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった38歳。育休取得してパパ業の大切さと”ワンオペ育児”のヤバさに気づく。「このままじゃいかん」と思うものの記者業しながらの副業はこなしきれず、扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。まずはセルフリノベで2軒の大家になり収入を少し確保。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。YouTubeもぜひご覧くださいませ。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

米沢市長選と三国志

山形県米沢市をご存知でしょうか。

 

山形市南部の中心都市です。

 

今年、高速道路が完全に開通しました。

 

山形市福島市を結ぶ重要な都市です。

 

きのう、その米沢市市長選挙がありました。

 

元県議の現職VS前国会議員の一騎打ちで、

現職が勝利しました。

 

たったの24票差でした。

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山形新聞一面

 

僕は前職で、この2人も直接取材していました。

 

お酒を酌み交わしたこともあります。

 

たくさんの政治家を取材しました。

 

山形県選出の国会議員、県議、市議。

 

政党関係者、秘書、落選者…

 

 

こうした人たちを取材して感じたのは、

県議以上となるとみんな、

きらりと光るものを持っている方々ばかりでした。

 

「政治家」なんていうと、

僕自身いいイメージを持っていなかったのですが、

実際話をしてみると、魅力的な人ばかりでした。

 

 

いわゆる「風」が吹くと

いろんな人が当選してしまいます。

 

しかし、魅力的でない人は、

遅かれ早かれ、次回以降の選挙で淘汰されていきました。

 

議席を守り続ける人の特徴を一つ上げるとすれば

「魅力的な人」に尽きるのではないかと思います。

 

それが、僕が直接政治家を取材してきた結論です。

 

選挙は、どれだけ多くの人が

「この人を当選させるために頑張ろう」と思ってもらえるかがカギ。

 

それは結局、

候補者が「魅力的かどうか」に尽きる、と感じるのです。

 

選挙を手伝う参謀やその下々の人たちが

「この人のためなら頑張ろう」と思えるのかどうか。

 

 

そして、その一つの指標が

「記者に好かれるかどうか」であると思います。

 

担当記者は、候補者につきっきりで取材します。

 

すると、

その人の人格を象徴するちょっとした瞬間に必ず出会います。

 

いいこともあれば、悪いこともあります。

 

記者ももちろん一人の人間です。

 

別に記事に反映させたりとかはありませんが、

そのつきっきりの記者から嫌われる政治家は、

結果的に、淘汰されていっている気がします。

 

 

まさに「人徳」というものかと思います。

 

今回落選した近藤洋介氏は、2世議員です。

 

山形東高から慶応大学に進み、日本経済新聞で10年ほど記者を務めました。

 

「私鉄一斉運賃値上げ」のスクープもとったことがある、優秀な方です。

 

思想は元々保守系ですが、いろいろあって、非自民となりました。

 

これまで衆議院選挙に出馬し、比例で5回当選を続けていました。

 

しかし、前回「希望の党」として出馬して落選。

 

落選に加え、混乱も起きました。

 

 

そして今回、国政ではなく市長選にくら替えしたのです。

 

これは、一部の山形県民に大きな衝撃を与えました。

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河北新報から

 

彼は今、初の浪人中。

 

いろいろ思うことはあったのでしょう。

 

僕も無収入の時、いろいろ思うことはあったから、わかる気がします。

 

でも

 

でも、でしょう。

 

政治家ほど、

人間としての生き様を問われる職業も少ないのではないでしょうか。

 

前回の衆議院選挙で、彼は「希望の党に前のめりでした。

 

こちらは、解散当日のインタビュー。

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そしてこちらは、事務所開き。

 

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支援県議。

ここまで言っちゃっいました。

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そしてこれは、共産党主催の討論会。

 

近藤氏はこれまで共産党と協力関係を築いていました。

 

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自民に勝つには、非自民が協力しなければならない。

 

でも共産党は右寄りの「希望の党」を応援できない。

 

近藤氏が「希望の党」から公認を受けたことは

これまで協力関係を維持していた共産党にとってもショックでした。

 

この質問に対し、近藤氏は…

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よくもまあ…

 

というのが正直なところです。

 

 

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しかし「希望の党」の勢いが衰えると、

山形県の公認も、一気に「風」に吹き飛ばされました。

 

そして惨敗。

 

そのときの近藤氏の発言。

 

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堂々と党首を批判してみせました。

 

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ここまではっきりと批判した人は珍しかったのか、

翌日各局のワイドショーで

この発言が繰り返し放送されました。

 

全国の番組で彼の姿を見るのは、

僕はこれが最初で最後。

 

 

確かに、小池党首には「君主」としての「徳」が足りなかったのは事実でしょう。

 

しかし、政治家たるもの、当選落選はすべて自分の責任。

 

党の公認を得ると判断したのだって、自分が決めたこと。

 

どの君主に付くのか、その判断は自分次第。

 

彼も、三国志を読んでいたら、

もっと違った発言をしたのではないでしょうか。

 

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三国志

参照 三国志全30巻箱入 (潮漫画文庫)

 

 

彼がやっている行為は、孟達のようなものじゃないでしょうか。

 

米沢市民は、そこをきちんと見ていたのではないでしょうか。

 

山形県政クラブの記者連中は皆、彼の発言にあきれ返っていました。

 

 

こちらは、今回の選挙の山形新聞の振り返り解説記事です 

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なぜ国政からくら替えするのか?

 

実際、現職の市長はよくやってらっしゃると思います。

 

直接取材した人間としては、彼は

「自分にとって利用価値があるかどうか」で判断する方です。

 

政治家というのはそういうものかも知れませんが、

生き残る政治家は、それを相手に気付かせないものではないでしょうか。

 

このタイミングでの、くら替え立候補。

そうした彼の生き様を、市民は感じ取っていたのでしょう。

 

それが二十数票差の落選となって表れたのではないでしょうか。

 

当の近藤氏は…

 

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「不徳の致すところ」。

 

近藤氏はとても優秀な方です。

 

でも、取材した記者連中が、皆彼をひどく嫌う現状を、

そしてそれが意味することを、彼は気付くことはなかったような気がします。

 

でも、周囲の人はそれに気づいていました。

 

でも、彼に助言することはなかったようです。

 

そんななんやかんや、すべて含めて「不徳」なのでしょう。

 

近藤氏の人生を、

山形の政局を大きく左右する選挙でしたが、

山形新聞は、ほかの選挙同様いつものコメントでしめくくりました。

 

「手腕が問われる」。

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