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双子パパの脱サラ日記〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった39歳。扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

「素人のくせに内装業」の続き

脳みその中で喧嘩している。

 

「ブログやめてくれ。早く寝てくれ」

「さあ書け。今しか書けないことがある」

 

 

職業訓練校で「体験した程度」の僕らが

「プロのクロス屋さん」として現場入りして6日目。

 

ハッタリかまして受注したのはいいものの、すぐに正体がばれた。

 

「張り直し」をくらい

「とにかく丁寧にやってくれ」と釘を刺された。

 

間に入っている業者さんを巻き込んでのてんやわんや。

 

 

正体がばれた以上、

僕は「丁寧さ」を一丁目の一番地に据えて、

じっくり作業することにした。

 

 

 

 

プロは、

・下塗り

・仕上げ塗り

・壁紙張り

といくようだ。

 

でも、僕らは、塗りにムラがある。

 

 

塗りムラをヤスリで平らに削っていく。

 

僕はこの削りも、丁寧に作業することにした。

 

このムラが、壁紙を張った後に、モロに浮かんできてしまうのだった。

 

 

削っても凹凸がある場合、さらにパテを塗り直した。

 

そして再度削った。

 

「早くこなさなきゃ」という心境が

 

「とにかく丁寧に」に変わっていた。

 

そうすると、自然ときれいに仕上がった。

 

いつも雑な僕だけど

「丁寧にやればきれいにできるじゃん」と

自分で自分に感心していた。

 

でも、きょうはこの作業で1日が終わってしまった。

 

ちょっとゆっくりすぎたかな?

 

まあいっか。

 

5時まで残り30分。

 

僕は、あす張るクロスの枚数を計算していた。

 

そのときだった。

 

発注元の担当者がやってきた。

 

「あさっての朝、別の業者さんが棚をつけにくる。

 クロスは明日中に全部張ってください」

 

担当者は、初対面の時よりも、ずっと横柄な態度になっていた。

 

僕は、一瞬間をおいて

「頑張ります」

とだけ答えた。

 

彼が去った後、必要枚数の計算を再開した。

 

20枚以上。

 

20枚分を切って糊を塗ることを考えれば

2日はかかると見た方がいい。

 

これを明日中に終わらせる??

 

終わるか??

 

無理だ…

 

僕は呆然と立ち尽くした。

 

結局、丁寧さもスピードも求められているのだった。

 

当たり前か…

 

当たり前だけど、過酷だ。

 

過酷すぎる…

 

ふと気がつくと5時半近くになっていた。

 

大工さんたちはもういなくなっていたが、

クロス屋さんだけはみんな追われるように作業を続けていた。

 

クロス屋さんは皆ハチャメチャな割り振りをされているようだった。

 

でももう、僕は作業する気にはなれなかった。

 

体調不良が続く中、慣れない仕事で8時間労働するだけでぐったり。

 

残量するエネルギーはなかった。

 

テレビでももちろん過酷な場面は多々あった。

 

その都度なんとか食らいついてきた。

 

 でも今は、そんな風にガッツを見せる場面ではないような気がした。

 

もう、しがみつく場所を間違えている時間はない。

 

僕は「なるようにしかならない」という心境になって、現場を後にした。