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双子パパの脱サラ日記〜子供との時間を大切にして生きる実証実験〜

テレビ一筋だった39歳。育休取得してパパ業の大切さと”ワンオペ育児”のヤバさに気づく。「このままじゃいかん」と思うものの記者業しながらの副業はこなしきれず、扶養や住宅ローンを抱える中とりあえず脱サラ。まずはセルフリノベで2軒の大家になり収入を少し確保。このブログでは、赤字生活で始まる無鉄砲な脱サラから事業成功までの過程を包み隠さずリアルタイムでお伝えします。YouTubeもぜひご覧くださいませ。当面の着地点は「好きな時に好きな場所に旅。家族みんなで。時に一人で」。

テレビ業稼働〜改めて起業に伴う不安を見つめ直す〜

7月中旬、テレビカメラ業務の仕事が入った。

 

およそ10ヶ月ぶりのENGカメラ(あのでっかいカメラ)。

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正直、けっこう使い方、忘れている。

 

そもそも僕は「カメラマン」ではなかった。

 

プロ用のカメラは回すが、記者だった。

 

カメラ専属の人から見たら、僕はあくまで「カメラを触れる程度」と見られていたと思う。

 

僕自身、カメラ専属の人の撮ったもののと、僕が撮ったものに、プロにしかわからない違い(でもそれは大きな違い)があることは認識していた。

 

 

そこに入った、カメラマン業務。

 

1度行ったら実力がバレて、2度と発注が来ないかもしれない。

 

そんな不安を抱えながら、ついぞ去年10月までライバルだったテレビ局に向かった。

 

機材は全て準備されていた。

 

取材現場で何回かお会いしたことのある人と、遊佐町に向かった。

 

 

さあカメラを取り出す。

 

英語ばかりが並ぶボタンを前に固まってしまった。

 

タイムコードの設定、どのボタン押すんだっけ?

 

かちゃかちゃ触っているうちに少しずつ思い出していく。

 

次は色を合わせる。

 

ホワイトバランスのボタンを一発で押せない。手が泳ぐ。

目で探してしまう。

 

ピントを際立たせるつまみはどこだっけ?

 

画面を見たときのアイリス(光量の調整)は合っているだろうか?

 

スムーズにズームができるだろうか?

 

パンをしたときにピタリと止まれるだろうか?

 

不安の中カメラを回す。

 

 

 

やってみると、殊の外ピントはけっこう合う。

 

パンもぴたりととまる。

 

おお!!

 

体は忘れていない!!覚えている!!

 

10年カメラを回してきた、という事実は、僕を裏切らなかった。

 

でも、画角が甘かったりする。

 

やはりブランクは否めない。

 

現役なら20分で終えたであろうものを、1時間かけて撮影した。

 

でもなんとか撮影をし終えた。

 

充実感に満たされる。

 

やっぱり、テレビは楽しい。

 

撮ること自体が好きだ。

 

ファインダーを覗くと、世界は違ったものになる。

 

 

発注元も、僕を丁重に扱ってくださっているのが伝わってきた。

 

同行者は、以前何度か同じものを取材したことがある方だった。

 

僕のことを覚えてくれていた。

 

僕は初めてのテレビ稼業で緊張していたが、相手が僕を信用してくれていることを染み染みと感じたので、僕も敢えてリラックスするように心がけた。

 

その同行者の言葉が忘れられない。

 

「将来を嘱望されていたのになぜ辞めたのか?」

 

車を走らせてすぐに出た質問だった。

 

それは「疑義から生まられた質問」というより「素朴な疑問」だった。

 

「なぜ辞めたのか?」

 

皆が思うことだろう。

 

僕は

「そろそろ東京支社に飛ばされそうだったので…ニュースデスクをしたいとも思わなかったので…」と当たり障りのない返答になるよう心がけながらも、信憑性があるよう答えた。

 

実際それらも、辞めた大きな理由だった。

 

そして、他に最近辞めた人の名前を数人挙げた。

 

とてもとても正直に答えることなんかできない。

 

テレビの仕事は楽しい。

 

昨日今日もロケだった。

 

有名な大食いアイドルとモノマネ芸人さんが出演する「冷たい麺」番組のサブカメラだった。

 

仕事は本当に楽しかった。

 

こんな番組を担当するなら、サラリーマンを続けていたかもな、と思った。

 

 

リフォームを一人で黙々とやり続ける、というのは僕には不可能だ。

 

孤独に耐えきれない。

 

こうしてテレビの仕事が入ると心のエネルギーがすごく満たされる。

 

「予定が入っている」ということも僕にとってとても大きい。

 

「社会に必要とされている」という事実が、僕の孤独を支えてくれる。

 

どんどん減っていく貯蓄に、少しでも歯止めを利かせることもできる。

 

 

むしろ、テレビの予定が入っていないと、不安に苛まれる。

 

「やっぱり思ったよりカメラが下手で発注取りやめになったのだろうか」

 

以前、制作会社の社長に「他の局で働きたい」って言ってしまったからだろうか。

 

番組制作班と、うまくバカ話ができなかったなぁ。

 

自分だけ空気が違ったなぁ。

 

なんか固い奴だなって思われたかな…

 

いろんな不安を探してしまう。

 

でも、会社を辞めてからわかったことだが、自分が考えているほど、周りは自分を悪く思っていない。

 

今思い返せば、むしろリスペクトされていた、とさえ感じる。

 

単に僕が、必要以上に「不安」や「相手の邪心」を探して構えてしまから、相手も構えてしまうのだろう。

 

それがよくない。

 

起こりうるリスクを想定しておくことも大切だが、今の僕に必要なことは「不安になることを考えないこと」。

 

世の人々は、僕が思っているよりシンプルだ。

 

リラックスして構えて、やれることを一生懸命やればいい。

 

それに尽きるのだ。

 

またテレビの仕事が来るといいなあ!!