山形市北部にある一戸建て。
20日土曜、「物件申込書」を不動産屋に提出してきた。
そして、月曜、lineでその返事が来た。
返事だ…
さあ
どうだ?
果たして??
…
「指し値の300万円で了解を得ました」
マジか!!
やった!!
僕は、学校で一人、ガッツポーズした。
これで僕の人生は一歩進むことになる。
小さな一歩だが、その意味合いは大きい。
起業家Dも先駆者Nも、僕の背中を押してくれているので、うまくいくはずだ。
頭ではわかっていても、心はついていっていない。
実際うまくいって、本当にうれしい。
僕はすぐに、相談に乗ってくれている2人に報告した。
すると、先駆者Nから返信が来た。
契約合意に至ったことを自分のことのように喜んでくれていた。
ただ、最後の文言が気になった。
「契約まで至るよう祈る」。
む?
契約に至らないってこともあるのか?
僕は喜びが大きかっただけに、突然不安が強くなり、すぐさま先駆者Nに電話した。
僕の不安を彼にぶつけると
彼は
「いや別に心配することなんかないけど」
と、笑った。
ただ、
「俺だったら」と前置きをした上で、アドバイスを加えてくれた。
「売り主の気が変わらぬうちに、さっさと買いたいと思うだろう。
他にもっと高く買いたい、という人が出ないとも限らない」
なるほど。
そうか。
そんなこともあり得るか。
さすがだ。
実際、これから融資が出るまで待っていたら、実際リノベーションができるのがいつになるのか。
これから特にやることのない僕にとっては、この空白の時間は〝リスク〟の一種に感じられた。
「慎重さ」はリスク回避に欠かせないが、「スピーディーに」あることもまた、リスク回避であるような気がしてきた。
そして彼は言った。
「契約時に、現金決済するという手もある」。
正直、僕自身、それが一番手っ取り早くて、好きなやり方だった。
自分の短所がチャカチャカしたところであることはわかっているし、「慎重に」を心がけるくらいでちょうど良いスピードになるとは思う。
実際、いろんな人に相談して、みな親身になってアドバイスをくれた中で「半分融資を受ける」というのが、大勢だった。
だから僕も、そのつもりでいた。
しかし、Nのアドバイスで、その考えはグラリと動いた。
グラリグラリと。
契約時に現金決済。
想定した中での、最安値が通った。
グラリグラリ。
決めた。
現金決済にしよう。
リノベーション費を融資受ける形にすればいいのだ。
僕は、相談していた友人にもその旨を報告した。
元々不動産屋には「現金で買うつもりだ」と伝えいてた。
そのあとに「ローンにした」と方針変更していた。
再び僕は
「ごめんなさい。結局、契約時の現金決済にします。」と伝えねばならなかった。
不動産屋はもちろん、再変更を歓迎してくれたが
「決済後に引き渡しの準備が始まる」と
僕をなだめるように言った。
「諸々の手続きは連休後になるので、結局引き渡しにはまだ時間がかかる。」
そうか。
だよな。
そりゃそうですよね。
まだ正式ではないけど、大きな一歩を踏み出した。
まずはそれでいいじゃないか。
さて、僕は次の課題。
「つなぎの収入」に取りかかる必要があった。
不動産屋との電話を切った後、すぐに前の職場に電話をしたのだった。