買う物件を決めた以上、目下の最大の目標は「融資を引き出すこと」。
よりスムーズに、よりスピーディーにいきたい。
とすると、大切になってくるのが準備だ。
「初見でパーフェクトな資料を作ってきた」ことが、金融機関の信頼をつかむことにつなげたい。
ではどうやって?
やはり〝取材〟だろう。
以前、取材でお世話になって人に、信用金庫の方がいた。
僕はその方に魅力を感じたし、彼も僕が作った特集を(特に編集を)気に入ってくれたようだった。
年の頃は同じぐらいで、運の良いことに、同じ高校の出身だった。
僕らの高校は、善かれ悪しかれ「同属意識」が強い。
僕はその人のことを思い出した。
まさかこんな形で連絡するとは思わなかったが、facebookでつながっていた。
以前の僕なら「図々しいのでは?」と遠慮するところだが、今は違う。
「「好きなこと」だけして生きていく」 を読んで「もっといろんな人に頼っ
てみよう」と思うようになったのだ。
実際、頼ってみると、予想以上に親切に教えてくれる人ばかりだった。
むしろ、頼ることで以前よりも親しくなれた。
僕は、その方にメールした。
「融資について教えてほしい」とストレートにお願いしいた。
彼は番号を送ってくれた。
夜、遠慮なく電話してみた。
彼は、本当に価値ある情報を提供してくれた。
創業融資の相談に必要な内容は以下の通り。
アドバイスの中で意外だったのは、「創業は、数字では示せない気持ちの部分がとても大切」ということだった。
・履歴
・なぜ創業するのか(新規の部分はこの「気持ち」の部分がものすごく重要。なぜテレビから不動産なのか、きっかけや経緯をきちんとわかってもらうことが大切。リノベーションを取材したこと、大工の学校に通ったことなど盛り込みながら)
・どうやって客を集めるのか?他物件との差別化をどうするのか
・契約から引き渡し、オープンまでのスケジュール(ここがわかると融資する側もタイミングがわかる)
また、不動産の場合
・仮契約(手付け金)を支払ってしまうと「事業者扱い」されてしまい「開業制度資金」を受けられなくなるので、早めに相談したほうが親身なってくれる
とのことだった。
ただ、「開業制度資金」は県の認定が必要になるので、審査には余計に時間がかかるという。
「1ヶ月は見たほうがいい」と言った。
「創業支援の補助金も、山形商工会議所を通せば、75万円おりるはずだ」とも教えてくれた。
僕は、以前取材した彼の取り組みの進捗についても質問した後(またテレビで取材させてもらうかも知れない)、丁寧に礼を述べて電話を切った。
感謝の気持ちでいっぱいだった。
ただ、資料作りはまだまだかかる、ということもわかった。
連休前に金融機関、行きたいんだけどなぁ…
明日1日じゃ終わらなそうだ。
ほどほどに頑張ろう。